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疾患メモ目次

診療所外観
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疾患索引(感染症) 咽頭結膜熱・ヘルプアンギ-ナ・手足口病・特徴のない熱だけの夏風邪・流行性耳下腺炎・伝染性軟属腫・水痘・マイコ肺炎・伝染性紅斑・夏かぜ・ライノウイルス感染症・伝染性単核球症・溶連菌感染症・インフルエンザ菌感染症・肺炎球菌感染症・RSウイルス感染症・ロタウイルス感染症・インフルエンザA(1)インフルエンザA(2)・ノロウイルス感染症・百日咳・インフルエンザB・麻疹・風疹・アデノウイルス感染症・突発性発疹・エンテロウイルス感染・日本脳炎・クラミジア感染症(特徴の比較)・ヒトメタニュ-モウイルス(hMPV)感染症・ヘルペスウイルス感染症・帯状疱疹・口唇ヘルペス・感染性胃腸炎・エンテロウイルス感染症・咽頭結膜熱(2)・伝染性膿痂疹(とびひ)・新型コロナウイルス感染症


診断基準等アトピ-性皮膚炎・潰瘍性大腸炎・潰瘍性大腸炎の重症度・熱中症・川崎病・食物アレルギ-(2)・食物アレルギ-(1)・口腔アレルギ-症候群・アレルギ-性鼻炎・花粉症・アナフィラキシ-とその治療・SLE・むずむず脚症候群・慢性関節リウマチ・ギランバレ-症候群・接触皮膚炎・褥瘡・誤飲・脳心血管病管理チャ-ト・線維筋痛症・腫瘍マ-カ-・熱性けいれん・低血糖・気管支喘息・敗血症・:血糖連続測定・アナフィラキシ-のABCD・にきび・定期予防接種スケジュ-ル・シックデイ・IgA血管炎(アレルギ-性紫斑病)・薬疹・新型コロナウイルス検査
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新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス
2019年後半(正確な時期不明)中国で発生、その後世界中に広がり2020年から2021年になっても収束の気配がなく感染者が1億人を超え243万人が死亡(2021.2.18現在)している新型コロナウイルスについて解説します。コロナウイルス自体はもともと野生動物やヒトに感染することが知られており、ヒトからヒトに感染するコロナウイルスは4種類いわゆる風邪の原因の10~15%を占めsersV.jpg
決してめずらしいものではありません。その後死亡率が高く動物(コウモリ・ヒトコブラクダ)から感染するSERS,MERSEが報告されその原因としてコロナウイルスの2種類が注目され現在に至っています。今回の新型ウイルスはヒトに感染するコロナウイルスとしては7種目で、コウモリのコロナウイルスがヒトに伝播しやすく変異したものと考えられています。ウイルスにはDNAウイルス(麻疹ウイルスetc9ウイルスとRNAウイルス(インフルエンザウイルスetc9がありRNAウイルス細胞内で増殖を繰り返し伝播していくなかで容易に変異しやすい特徴がありコロナウイルスもRNA、1本鎖(プラス(+)鎖)のためRNAのmiss readingが起こりやすく変異株が出現しやすくなります。現に新型コロナウイルスはすでにイギリス、南アフリカ、ブラジルなどで変異(デルタ株・オミクロン株等)がみつかり、容易にヒトに感染しやすくなってウイルス対策上の新たな問題になっています。
[ヒトに感染するコロナウイルスの種類]
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[変異株]
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[デルタ株の特徴]
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[オミロン株の特徴]
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[コロナウイルスの感染経路と臨床症状]
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[新型コロナウイルス感染症の経過]
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経過
[重症度分類]
重症度a
[ワクチン]
コロナワクチン
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[コロナの治療計画]

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[抗体製剤]
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・抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体療法(ロナプリ-ブ)
ロナプリーブは、新型コロナウイルスに対する2種類のウイルス中和抗体「カシリビマブ」および「イムデビマブ」を組み合わせ、COVID-19に対する治療および予防を目的として、アメリカ・リジェネロン社で創製・開発された抗SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)モノクローナル抗体です。発症から7日以内の軽症から中等症Ⅰが対象で早期の投与により効果が期待できます。


使用可能になる経口薬の特徴morunu.jpg
法的な制限がなければ、軽症については開業医でも治療管理可能と考えています。
[重症化因子と致命率]
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新型コロナ検査

新型コロナ検査にはPCR法と抗原(定性、定量)法があり、当院では抗原定性法(SERS COV-2)を実施しています。行政検査でないため費用は自己負担(金額4、000円 6月1日以降)になります。cov123.jpg


[検査手順と評価]

①発熱者もしくはコロナ検査希望者は電話連絡の上、来所する。

②診療所に到着したら、受付に電話連絡し感染専用の駐車スぺ-ス(建物西面北側芝生に面した場所)に駐車する。

③職員の指示に従って北側専用入り口より感染室に入る。

④問診を中心とした医師の診察をドアのガラス窓越しに受けた後、右側の小窓丸穴(約1cm)に顔を近づけ左右いずれかの鼻腔咽頭粘膜より検体を採取します。

⑤検査結果は概ね30分(検査技師・看護師・医師が判定)、強陽性の場合15分以内に判定可能です。

⑥陽性の結果が判明した時は保健所に連絡、その後は保健所の指示に従ってください。

⑦抗原定性検査では偽陰性・疑陽性の問題があり正しく感染状態を反映しないことがあります。covpcr.jpg

 再度の検査、PCR法による追加検査を施行する場合があります。

⑧陽性と診断された場合は、保健所から連絡があるまで自宅で待機してください。

⑨陰性の場合、発熱などの有熱者・コロナ陽性者と接触歴がある場合は、感染の可能性も考慮して他者との接触を控えるか十分感染防止策を講じて行動する必要があります。



疾患メモ

外壁を補修。
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疾患索引(感染症) 咽頭結膜熱・ヘルプアンギ-ナ・手足口病・特徴のない熱だけの夏風邪・流行性耳下腺炎・伝染性軟属腫・水痘・マイコ肺炎・伝染性紅斑・夏かぜ・ライノウイルス感染症・伝染性単核球症・溶連菌感染症・インフルエンザ菌感染症・肺炎球菌感染症・RSウイルス感染症・ロタウイルス感染症・インフルエンザA(1)インフルエンザA(2)・ノロウイルス感染症・百日咳・インフルエンザB・麻疹・風疹・アデノウイルス感染症・突発性発疹・エンテロウイルス感染・日本脳炎・クラミジア感染症(特徴の比較)・ヒトメタニュ-モウイルス(hMPV)感染症・ヘルペスウイルス感染症・帯状疱疹・口唇ヘルペス・感染性胃腸炎・エンテロウイルス感染症・咽頭結膜熱(2)・伝染性膿痂疹(とびひ)

診断基準等アトピ-性皮膚炎・潰瘍性大腸炎・潰瘍性大腸炎の重症度・熱中症・川崎病・食物アレルギ-(2)・食物アレルギ-(1)・口腔アレルギ-症候群・アレルギ-性鼻炎・花粉症・アナフィラキシ-とその治療・SLE・むずむず脚症候群・慢性関節リウマチ・ギランバレ-症候群・接触皮膚炎・褥瘡・誤飲・脳心血管病管理チャ-ト・線維筋痛症・腫瘍マ-カ-・熱性けいれん・低血糖・気管支喘息・敗血症・:血糖連続測定・アナフィラキシ-のABCD・にきび・定期予防接種スケジュ-ル・シックデイ・IgA血管炎(アレルギ-性紫斑病)・薬疹・新型コロナウイルス検査




薬疹

薬疹
 薬剤の全身投与(内服・注射等)により生じる皮疹・粘膜疹を薬疹と定義。薬に対する生体の有害な反応にはアレルギ-性の過敏反応と非アレルギ-性の特異反応とがありますが、通常アレルギ-的なメカニズムから生じる皮膚病変を薬疹としています。成因としてはヒトの免疫反応をコントロ-ルする制御性T細胞の機能異常が指摘され、機能低下状態にあると皮膚を障害する細胞の制御が不能状態になり表皮細胞が攻撃されて皮疹が生じることになります。一方制御性T細胞の機能が増大していると、免疫のはたらきが抑制された状態となり以前に罹患し潜伏しているウイルス(突発性発疹やヘルペスなど)の再活性化が起こり薬剤過敏症性症候群DHIS)を発症して発熱発疹などの症状が出現すると考えられています。原因薬剤を服用もしくは投与されてから症状が出るまで短時間のものから数日もしくは数週間後になるもの、さらに病変の程度も1ヶの皮疹から全身を侵され死に至るものまで様々な程度や経過をとるため診断が難しいことが少なくありません。
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薬疹診断の検査
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薬疹の治療

疑わしい薬剤は直ちに中止すること。

①軽症薬疹(じんましん・固定薬疹・湿疹型・光線過敏症・播種状紅斑丘疹・多形紅斑)
アレロック等の抗アレルギ-薬+ステロイド軟膏
②中等症(広範囲の多型紅斑・紅皮症など)
プレドニン10mg 1日2回
③薬剤過敏性症候群
     プレドニン20mg 1日2回
④スティ-ブンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症
     入院紹介 

ポイント:
    1) 薬疹の多様な皮疹を熟知する。
    2) 服薬開始後もしくは服薬中の皮疹は必ず薬疹を疑う。
    3) ウイルス感染によることが少なくないのでウイルス性の発疹についても理解すること。  
    4) 診断の確定は開業医では難しいことがある。 




IgA血管炎(Henoch-Schönlein紫斑病:HSP))

HSPはIgAを主とする免疫複合体が血管壁に沈着して生じる血管炎で、臨床的には紫斑・消化器症状'(腹痛血便)・関節症状・腎炎などを特徴とする小児の代表的な血管炎のひとつで日常診療でも少なからず遭遇する疾患です。小児に多く(約90%)みとめられその大部分は4~6才に集中、通常上気道感染後に発病することが多く、溶連菌感染症等の先行する上気道感染症の関与が考えられています。HSPの発症は急性で数種類の症状が同時に発現する場合と数週間から数か月の経過で症状が現れる場合があり、症状の程度も軽いものから重い経過になるものまで症例毎に様々です。【紫斑の経過】:必発、経過で様々な変化を示します。初期には両下腿に少し隆起した赤色の発疹が出現、左右対称的で圧迫しても消退せずしだいに紫いろのアザのような平坦な斑状の皮疹に変化するものやじんましん様の限局性浮腫が出現移動して消退するものがあります。皮疹は頭部顔面陰嚢などにも少なからずみとめられます。皮疹の経過もさまざまで数日から数か月、なかには年余にわたって出没を繰り返すものもあることが知られています。
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【腹部症状の経過】腹部症状の程度はさまざまで軽い腹痛から血便を伴って睡眠も不可能な激痛まで症状の継続期間も含めて個人差があります。反復性の腹痛が特徴で嘔吐下痢を伴うことがあり、腸管壁の血管炎の程度によって症状が異なり重傷なものは下血を繰り返し腸管の閉塞穿孔を合併することも稀ではありません。大腸の内視鏡検査では広範囲の顆粒状の出血斑やびらんをみとめ潰瘍性大腸炎の病像に近似しています。こうした変化は上部消化管にもみとめられます。何等かの消化器病変は50~75%にみとめられます。
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【関節症状】おもに足関節・膝関節に腫脹疼痛をみとめ、中には小児の慢性関節リウマチと鑑別が必要な症例もあるが、関節の変形は残しません。疼痛が強くその間歩行が難しくなることがあります。関節症状は約80%の症例にみとめられます。
【腎症状】経過中に血尿・蛋白尿などの腎合併症は20~54%にみられます。多くは血尿単独もしくは血尿+経度蛋白尿の症例で大部分は自然消退しますが、なかには急性糸球体腎炎から長期的に慢性腎臓病(CKD)となるものが1~3%に存在、最重症例では急速進行性糸球体腎炎から腎不全にいたるものがあり注意が必要です。血尿蛋白尿は皮膚病変から遅れて1~3か月以内に出現、なかには1年経過して尿所見の異常が出現するものもあり、経過観察が重要になります。HSPに起因する腎炎を紫斑性腎炎と呼んで病態の解明や治療法の検討がなされています。:
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腎臓以外の泌尿器科的な合併症は精巣炎尿管炎などがあり陰嚢の浮腫腫脹も少なからずみとめられ精巣捻転を来たし救急処置が必要な事態になることがあります。
【中枢神経病変】まれに痙攣・頭蓋内出血等の報告があり油断できない疾患ではあります。

【治療について】

自然治癒傾向の強い疾患なので下記の病態を除いては経過観察で良いと考えています。
①強い腹痛・消化管出血
  ステロイド剤が有効(ブレドニン 1mg/kg 1~2週間
  重症例(大量の消化管出血)
メチルブレドニゾロンパルス療法
②腎病変
  軽症例
  抗血小板薬、ACEorARB
重症例
  ステロイドパルス療法、シクロスポリン療法、ステロイド+パルス療法、血漿交換療法などIgA腎症に準じて治療。

ポイント:
①紫斑等の皮疹・関節痛・消化器症状・尿所見などいずれも軽微な変化から重症まであり注意する。
 ②腎病変の重症度がその後の治療計画を左右する。
 ③皮疹は重力が加わると悪化して出没を繰り返す。一喜一憂をしないこと。
 ③HSPはアレルギ-性紫斑病・アナフィラクトイド紫斑病・血管性紫斑病と呼ばれることがあるが
   2011年からIgA血管炎に名称変更されている。




診療所の現在

外壁を補修。
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血管線維腫

結節性硬化症の顔面血管線維腫に対するシロリスムス(ラパマイシン)の効果sscrelosis.jpg
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シックデイ

シックデイ

感染症などによる発熱、下痢、嘔吐や食欲不振のため食事がとれない状態をシックデイと呼ぶ。
シックデイの時、医療機関の受診が必要な場合を下記に列挙します。
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シックデイの対応について

・十分な水分とエネルギ-の補給(1日2Lの水分と100-200gの糖質摂取)、不可の時は点滴にてカバ-する。

[Ⅰ型糖尿病]
  基礎インスリンは中止しない。
  追加インスリンは食事量や血糖値に応じてインスリン量を調整
[2型糖尿病]
  1.インスリン分泌促進薬(SU剤、グリニド薬)(オイグルコン、スタ-シス、アマリ-ルetc)
    食事摂取量を目安に減量する。半量摂取で1/2量、それ以下では休薬。
  2.αグルコシダ-ゼ(ベイスンetc)
   シックデイでは服薬中止。
  3.ビグアナイド薬(メトグルコetc)
   脱水症の可能性がある時は服薬を中止する。
  4.インスリン抵抗改善薬(アクトス)
    食事量半分以下の場合休薬。
  5.DPP-4阻害薬(ジャヌビアetc)
    シックデイの使用についてコンセンサスがない、中止との意見もある。
  6.SGT阻害薬(スーグラetc)
    脱水を招きやすいため必ず服薬中止。
  7.GLP-1受容体阻害薬(トリルシティetc)
     コンセンサスがない。休薬との意見もある。
  8.インスリン注射について
    血糖値を参考に食前に1/2量を実施、基礎インスリンは朝食前を110-150mg/dl を目標に通常より2-4単位減量。
[高齢者]  
    脱水になりやすいため、より注意が必要となる。
  

予防接種時期等

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