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感染性胃腸炎

感染性胃腸炎にはウイルスや細菌などによるがあります。感染性胃腸炎での頻度の高いウイルスはロタ・アデノ・ノロウイルスなどです。ロタウイルスとノロウイルスの占める割合は多く、あわせると20~30%になります。ウイルス性胃腸炎の多くは晩秋から早春、ノロウイルスは11~12月、ロタウイルスは2~4月にかけてよくみられます。ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスは症状等はほとんど同じで臨床的には判断ができないのが現実です。外来での診断は下痢便中のウイルスの迅速キット検査を施行することによって確定します。細菌などによるもの下記の一覧表を参考にして下さい。:rotanoroadeno.jpg
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胃腸炎と重症度

下記に該当するかどうか観察することが重要になります。

   ①下痢の期間が4日以上で1日の最多回数が5回以上
   ②嘔吐の期間が3日以上で1日の最多回数が3日以上
   ③発熱38.5゜C以上
   ④脱水がある

重症度判定のチェックポイント

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上記に該当する時は重症なので医療機関を受診、補液を中心とした治療を受ける必要があります。
またロタウイルスには下痢・嘔吐等の胃腸炎以外の下記の表のような多くの症状を合併することがあります。

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ノロウイルスはロタウイルスより症状は軽く予後は良好です。嘔気・嘔吐・下痢の症状が60~80%にみられ、発熱・腹痛・寒気は20~30%の頻度です。ときに発疹・けいれん・脳症・イレウス・腸重積などがみられ、高齢・循環器疾患・腎移植・免疫不全などが危険因子となって不幸な転帰をとることが報告されています。ロタウイルスとノロウイルスを比較した場合、ロタウイルス感染症の症状がより強く下痢の期間も長いことが知られています。またノロウイルスは変異しやすく新しいウイルス株が出現して流行を繰り返すことが少なくありません。高齢者を中心に死亡例がみられますが、特異的な治療法やワクチンがないため介護施設等では大きな問題になっています。
 アデノウイルスの胃腸炎は40型・41型・31型などの血清型が原因、小児の胃腸炎の7~9%を占めると考えられています。、ロタウイルスほどの重症感はなく下痢の程度も軽微ですが、時に腸管のリンパ節の腫脹が関係して腸重積、虫垂炎等の原因になることがあり注意が必要になります。



















下痢の原因となるウイルス



よくみられるウイルス



ロタウイルス・アデノウイルス・ノロウイルス


サポウイルス・アストロウイルス



腸管で増殖するウイルス



コクサッキ-ウイルスA,B・エコ-ウイルス・コロナウイルス等



その他



RSウイルス・インフルエンザウイルス・ヘルペスウイルス6、7等




ウイルス性胃腸炎

感染性胃腸炎(細菌等)


細菌性下痢**ブドウ球菌の菌体外毒素による下痢・おう吐は下表参照のこと。
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ライノウイルスと喘息

ライノウイルスは日常よくみられる"かぜ"もしくは"鼻かぜ"の原因ウイルスです。最近、喘息を悪化させることが報告されています。そのメカニズムとして下記のようなことが考えられています。

ライノウイルスの特徴
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RSウイルス感染時にはピ-クフロ-が低下していることが報告されています。
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花粉症(アレルギ-性鼻炎・結膜炎)(2)

おもな花粉とアレルゲン

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花粉症の対策
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花粉症の治療薬pollen3.jpg
薬を飲み始める時期について
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