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熱中症

ヒトが高温の状態におかれた時に発症する病的状態を熱中症といい、軽症なものから死に至るほどの重症まて゛様々ですが、気温の予想により発症の予測が可能でそのため対策をとることができる疾患です。たとえ発病したとしても軽症の段階で対応すれば問題は少なく、症状の発病から進行について下記の分類を参考にして下さい。
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熱中症の発生と気温の関係
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熱中症の従来の分類を参照にすると熱中症の病態がよりわかりやすくなります。
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***熱中症の旧分類は実際の現場で理解しやすいところがありますが、重症な変化(Ⅲ度)がすでに始まっている病態を見逃すことがあり治療が手遅れになる可能性を考慮しなければなりまぜん。現在ではⅠ~Ⅲ度の分類が使われています。
[熱中症の対策]
1)体温管理(冷却) 2)水電解質管理(食塩水0.1~0.2%を含んだ水分の補給もしくは外来治療)3)合併症対策(入院治療)
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咽頭結膜熱(2)

 夏かぜとよんでいる疾患には次の4種類があげられます。手足口病、ヘルプアンギ-ナ、adenovirus.jpg
咽頭結膜熱(プ-ル熱)、高熱だけが特徴の発熱性疾患などです。このうち咽頭結膜熱は突然の発熱、咽頭炎、目の充血をおもな症状とします。原因はおもにアデノウイルス3型で5~7日の潜伏期を経て発病、結膜炎が見られない場合もあります(25%)。adenobunrui.jpg
主要症状がそろえば診断は容易ですが、結膜炎がない場合はアデノウイルスの迅速検査キットが有効です。発熱は3~5日程度で高熱、時に7型アデノウイルスにて肺炎をおこすことがありますが、多くは対症的な治療で治癒します。アデノウイルスの血清型は表に示したように多数ありいろいろな疾患の原因になっています。咽頭結膜熱の病型をとるものにアデノウイルス1,2,3,4,6,7型などが報告されています。潜伏期間は5~7日主に夏流行してプ-ルが感染経路になっていることもあって俗にプ-ル熱と呼ばれることもあります。adenobyoukei.jpg
多くはウイルスの飛沫核を吸入して感染しますがなかには糞口感染の可能性もあり、プ-ルの水から直接結膜への侵入、タオルの共用などの感染経路も想定されています。こどもの呼吸器感染の約10%を占めていると考えられています。発熱期間は1~11日(平均5.7日)、検査結果では白血球増多(平均13,000)、CRPは上昇(平均4.7mg/dl)することが普通で他のウイルス感染症(白血球はむしろ減少、CRPは上昇しない)とは異なっているのが特徴です。対症的な治療で十分です。抗生物質は無効で必要ありません。ea277536[1]